top of page
  • ke1k0-sa1to

わたしが知るかぎり1番エコノミーな額縁で額装してみる


額縁は左上のナチュラルな枠です。アクリル(左下)と裏板(右下)がセットで1500円くらい。インチサイズ(内寸204ミリ×254ミリくらい)。右上のマットをいれます。

この裏板は、木のバーが動くようになっていて、回転させて額縁のサイドに押し当てて止める形式です。このスタイルは珍しいと思いますが、金具を使わないのでコストがかからない、ということなのでしょうね。


額縁の中にアクリルをいれてみて


マットを入れてみて、このときは、ちゃんと額の中にすべてが収まるかどうかを調べているだけなので

マットも上向きでいれてみています。


裏板をいれても、中味がカサがあって、木の額からはみだしてしまいました。このマットは、フランス額装にしては、最低くらいの厚さなのですが、はいりませんでした。1ミリのマットと2ミリくらいのマットを貼り合わせた分の厚さです。


でも大丈夫です、木のバーを外して別の留め方にかえましょう。ドライバーでネジをはずしてしまいます。別のMDFや2ミリの厚紙などで裏板をつくったり、購入したりしたほうがきれいだし、簡単なのですが、今回は、エコノミーにかわいく、が目的なので、そこは静かにネジをはずして、ベニヤの裏板をいかします。


そしてトンボというクリップをネジでとめます。小さい額縁なので6カ所でとめたら大丈夫と思います。左右は、コーナーから5㎝位の所、上下は真ん中にとめます。これは、上下のネジが真ん中しかおさえていないので、左右は少し端を押さえるためです。

わたしは、余ったトンボをもっていたのでそれをつかいましたが、購入することもできて 8個入りで200円くらいです。ほかに直接釘のようなものを打って止める方法もありますし、フランスではそれが普通のようですが、日本は湿度もあるし、トンボでとめて開けられるようにしておいたほうがいい、とも 美術館などで額装を担当されている方にお話いただいたことがあります。




額の中にマットなどをいれてみると、今度は深さ5ミリくらいスペースがあまってしまいましたので

5ミリのスチレンボードを切っていれます。なるべく額の中は酸性にしたくないので(中性にしたい)素材的には、スチレンボードや中性のマット紙などを深さ調整に使います。段ボールはなるべく使いたくない、と思っています。インチサイズだとスチレンボードは200円くらいですか。あんまりたくさん紙類で調整すると重くなってしまうので、やはり発泡スチロール系がいいです。



額の中にアクリル、マットにとりつけた絵とマット、深さ調整のスチレンボード、裏板をいれてトンボをしめて出来上がりです。

かかった金額は、額縁1500円+トンボ200円+スチレンボード200円くらいで1900円ですね。

マットは、また別に材料費はかかっています。額縁にセットされているアクリルもきちんとしたものです。

でも この価格で額が用意できたら、額装は敷居が高いものではないのでは?とちょっと思います。

やはり、中の素材は紙が主流なので、木の枠にいれて、アクリルでパシッと保護すると、安心ですし、またきちんとしたアクリルがはいると、その光沢がまた絵などを美しくみせてくれます。

わたしは、額縁が大好きなので、いろいろな額縁を使いたいのですが、このシンプルな額縁で中の額装で遊ぶ、というのも楽しいので おすすめです。


#額装を楽しむための工夫





閲覧数:190回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page