この額装は、《ラ ゴルジュ la gorge》という技法です。ゴルジュというのは。喉とか渓谷という意味のフランス語です。渓谷のように溝が出来ているから、そんなネーミングなのだと思います。
基本的には、ビゾークラシックという作品の周りを45度にカットする、いわゆるマットの形式と同じで、そのマットにラインのような溝をつくり、ポイントになる色をいれたりして装飾します。
シンプルなデザインですが、作品のある窓の部分と装飾の色が離れていることで、強い色を持ってきても、絵とぶつからないし、溝の幅を変えることで、雰囲気がかわります。が、溝を細くすると、マットは、化粧紙で貼りくるむのですが、それがちょっと難しくなりますが。
ポップなイラストでも、クラシックな植物画や写真、いろいろなものに合うテクニックです。
この額装は、絵は、幼稚園生がササッとつくった切り紙です。マチスみたいだったので気に入って、額装しました。溝の部分は、パレントペーパーという半透明の紙を時々重ねながら貼り合わせています。
工作には工作を。
そして、こういう子どものつくった作品ほど額装するといいと思います。子どもの作品は、のりでしっかりとまっていなかったり、グラグラともろかったり、壊れやすかったりしますので、しっかり額の中にいれたら、安心して楽しむことが出来ますね。
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